ブランディング支援

ロゴ・VI(ビジュアル)制作

ブランドの視覚的アイデンティティを確立し、ブランドの認知度を高めます。

ロゴ・VI(ビジュアル)制作

VI(ビジュアルアイデンティティ)は、企業やブランドを視覚的に表現する要素の総体を指します。これは単に企業を表すビジュアルというだけでなく、一貫したブランドイメージを構築し、維持するための戦略的なデザインシステムです。VIにはロゴ、カラーパレット、タイポグラフィ(フォントの選択と使用法)、画像スタイル、レイアウトの原則、グラフィック要素などが含まれます。これらの要素を統一的に使用することで、あらゆる媒体で一貫したブランドの視覚的表現を実現し、企業の価値観やミッションを効果的に伝達することができます。

ロゴ・VI(ビジュアル)制作で解決できる課題

  • ロゴのデザインがブランドの個性を表現できていない
  • ロゴが複雑すぎて、様々な媒体で使用しにくい
  • ロゴのカラーやフォントの選択が適切でない
  • VIガイドラインが現場で遵守されていない
  • VIアセットの管理とアップデートが行き届いていない
  • ロゴと他のブランド要素の統一感がない
  • ロゴやVIが時代遅れになり、リニューアルが必要
  • ロゴの認知度や好感度が競合より劣っている
  • 海外展開を見据えたグローバル対応ができていない
  • 社内外のステークホルダーにVIの重要性が浸透していない

ロゴ・VI(ビジュアル)制作で押さえるべき点

ロゴ、VI制作で押さえるべき点

ロゴは、シンプルでありながら強い個性を放ち、時代を超えて愛され続けるアイコン性を目指します

有名ブランドのロゴを思い浮かべてみると、そのほとんどがシンプルなデザインであることに気づくはずです。ロゴは、ブランドの象徴として、あらゆる場面で一貫して使われます。複雑すぎるデザインは、印刷物での再現性が低かったり、記憶に残りにくかったりと、実用性に欠けるためです。様々な用途を想定し、何よりシンプルで使いやすいデザインを心がけます。一方で、ロゴを見ただけで、どのブランドか一目でわかる個性も大切です。ブランドの個性を表現するために、図形、文字、色などをどう組み合わせるか、戦略的に考える必要があります。普遍的な美しさを備えたロゴは、一時的な流行に左右されません。10年、20年と時代が変わっても色あせないアイコン性を備え、人々に長く愛され続けるロゴを目指します。

VIは、ロゴだけでなく、あらゆるブランド表現を網羅的に定義し、統一感のある世界観を作り上げます

初めてブランドづくりに携わる方の中には、VIといえばロゴとカラーを決めるだけでよい、と考える方もいるかもしれません。しかし、本来のVIの役割は、より広範で奥深いものです。

VIはロゴだけでなく、以下の要素を含む、ブランドを表現する様々な要素を細かく定義し、統一的な基準を設けるものです

  • 配色
  • 書体
  • 写真・イラストの雰囲気
  • レイアウト
  • パターン

詳細なガイドラインを整備することで、Webサイト、広告、製品パッケージ、店舗デザインなど、メディアを問わず一貫したブランド体験を届けることができます。

ただし、ルールを決めるだけでは不十分です。各要素の持つ意味合いを明確にし、ブランドストーリーと結びつけることが大切です。VI設計を通じて、ロゴに込めたメッセージを補完し、立体的なブランド世界を築き上げていきます。

社内外への浸透を促し、ブランドアイデンティティの共有と実践を徹底します

せっかく素晴らしいVIを策定しても、それが正しく運用されなければ意味がありません。VI策定後は、ガイドラインの整備はもちろん、社内教育を通じて、ブランドアイデンティティへの理解を深めることが欠かせません。ただし、ここで気をつけたいのが、ルールを一方的に押し付けるような説明になってしまうこと。VIを守るべき理由や、その意味合いを丁寧に説明し、現場レベルでの納得を促すことが何より重要です。また、経営陣自らがVI適用を率先して行い、組織全体に意識を広げていく姿勢も必要不可欠。さらに、代理店や取引先との連携の中でも、VIポリシーの共有を怠らないことが肝要です。こうした地道な浸透活動を通じて、ブランドアイデンティティを組織文化へと昇華させ、一人ひとりの行動変容へとつなげていくことが最終的な目標となります。

ロゴ・VI(ビジュアル)制作の進め方

ロゴ、VI制作の進め方

1.ブランド方針書の作成

ブランドコンセプトとデザインを繋ぐ重要な指針として、クリエイティブブリーフを作成します。プロジェクトの背景や課題、目的、ブランドコンセプト、ネーミングコンセプト、チャレンジ、ゴールなどを明文化し、プロジェクトの全体像を共有します。ブランド戦略とデザイン戦略の整合性を確保し、効果的なブランド価値の伝達を目指す土台を築きます。

2.デザインの基本概念の抽出

ブランドの独自性を、本質的な言葉と印象的な画像でシンプルに表現するデザインの基本概念を見出します。企業、製品、顧客の視点から多角的にブランドを捉え、その特徴を幅広く読み取ります。デザイン開発の核となる考えを明確にし、ブランドの本質を視覚的に表現するための指針を固めていきます。

3.開発の方向性の設定

デザインの基本概念群の中から、デザインの方向性を1〜3方向に絞り込み、開発の道筋を設定します。各方向性が持つ世界観や訴えかけたいポイントを明確にし、戦略的なデザイン展開を計画します。ブランドの核となる考えとの整合性を保ちつつ、独自性と訴求力を兼ね備えたデザインの方向性を目指します。

4.ブランドマークの開発

決定した開発の方向性ごとに、ブランドマークのデザイン案を数多く生み出します。初期段階では発想の量と質を重視し、簡単なスケッチレベルで多様な案を用意します。各方向性に沿ったデザインを幅広く検討し、ブランドの個性を印象的に表現できるマークを追求します。

5.デザイン体系の検証

有力なブランドマーク案が固まったら、様々な使用場面での展開を検証します。文字の種類、色使い、図柄、写真、レイアウトなどを組み合わせ、実際の使用イメージを作成します。ロゴを中心とした統一感のあるデザイン体系を構築し、ブランド体験の質を高める視覚的要素を整備します。

6.問題点の確認と商標調査の実施

デザイン案の絞り込みと並行して、問題点の確認と商標調査を行います。他国での文化的な解釈や、異なる業種分野との混同リスクなどを入念に確認し、世界で通用するデザインを選定します。法的な権利関係も確認し、ブランド資産としての保護を確保します。

7.デザイン要素の精緻化

最終候補に選ばれたデザインを、細部にわたって磨き上げます。線の太さ、色合いの調整、全体のバランス最適化、文字の読みやすさなど、あらゆる要素を徹底的に改良します。ブランドマーク、色使い、文字の種類、図柄などのデザイン資産を確定し、ブランド体験の繰り返しを通じて価値を高めていく基盤を整えます。

8.デザイン使用マニュアルの整備と運用ルールの設定

確定したデザインを、一貫性を持って運用するためのマニュアルを整備します。ロゴの使用規則、色の指定、文字の種類の指定など、具体的な適用基準を文書化します。社内外でデザイン実務に関わる全ての人々で共有し、ブランドの一体感を損なわないための運用ルールを徹底します。

9.デザイン資産の管理と活用促進

デザイン開発で生み出された視覚的要素を、適切に管理・運用する体制を構築します。デジタルデータの一元管理、使用状況の監視、定期的な見直しなどを通じて、資産価値の維持・向上を図ります。また、社内外でのデザイン活用を促すため、ひな型の提供や活用事例の共有なども積極的に行います。ブランド体験の質を高め、関係者との絆を深める取り組みを継続します。

ロゴやデザイン体系の開発は、ブランドの視覚的な象徴を生み出す重要な過程です。戦略的思考と創造性を高い次元で融合させ、ブランドの独自性を印象的に表現することが求められます。緻密な計画と丁寧な制作により、ブランドの個性を凝縮したデザイン資産を創出します。その価値を時間をかけて育てていくことで、他にない強力なブランドの個性を確立していくことが重要です。

ロゴ・VI(ビジュアル)制作のよくある質問

VI(ビジュアルアイデンティティ)とは具体的に何を指すのですか?
VI(ビジュアルアイデンティティ)は、企業やブランドを視覚的に表現する要素の総体を指します。これは単に企業を表すビジュアルというだけでなく、一貫したブランドイメージを構築し、維持するための戦略的なデザインシステムです。VIにはロゴ、カラーパレット、タイポグラフィ(フォントの選択と使用法)、画像スタイル、レイアウトの原則、グラフィック要素などが含まれます。これらの要素を統一的に使用することで、あらゆる媒体で一貫したブランドの視覚的表現を実現し、企業の価値観やミッションを効果的に伝達します。
小規模企業でも本格的なVI(ビジュアルアイデンティティ)は必要ですか?どのように取り組むべきでしょうか?
小規模企業であっても、適切なVI(ビジュアルアイデンティティ)は重要です。VIはブランドの一貫性を保ち、プロフェッショナルな印象を与えるのに役立ちます。ただし、小規模企業の場合は、段階的にアプローチすることをおすすめします。まずは、ロゴとカラーパレットなど、最も基本的な要素から始めます。これらを名刺やウェブサイトなど、顧客との主要な接点に適用します。その後、事業の成長に合わせて、タイポグラフィや画像スタイルなど、より詳細な要素を追加していきます。重要なのは、将来の拡張性を念頭に置きながら、現在の規模に見合ったVIシステムを構築することです。
既存のロゴを使いつつ、VI(ビジュアルアイデンティティ)を整備することは可能ですか?
はい、可能です。多くの企業が既存のロゴを活かしながらVIを整備しています。既存のロゴを基点として、カラーパレット、タイポグラフィ、画像スタイルなどを統一し、全体的な視覚的一貫性を作り出すことができます。これにより、すでに構築されているブランド認知を損なうことなく、より洗練されたブランドイメージを構築できます。ただし、既存のロゴが現在の企業イメージと大きくかけ離れている場合は、ロゴの微調整や刷新も検討する価値があるかもしれません。
VI(ビジュアルアイデンティティ)を制作しても、社内で正しく運用できるか心配です。どうすればいいですか?
これは多くの企業が抱える懸念です。VIの正しい運用のためには、明確で使いやすいガイドラインの作成が不可欠です。このガイドラインには、ロゴの使用方法、カラーコード、フォント、画像スタイルなどの詳細な指示を含めます。また、日常的によく使うテンプレート(名刺、レターヘッド、プレゼンテーション資料など)を用意することで、一貫性を保ちやすくなります。さらに、VIの導入時には社内向けの説明会や研修を行い、その重要性と使用方法を周知することが効果的です。運用に慣れるまでは、デザイン会社にサポートを依頼することも検討しています。正しい運用は時間がかかることもありますが、徐々に社内に浸透していくものです。

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