ブランドのトーンやマナーに合わせたSNS運用方針を策定し、一貫性のあるブランドコミュニケーションを行います。また、YouTubeではブランドの専門性や個性を訴求するオリジナル番組を企画・制作します。両チャネルで有益で魅力的なコンテンツを定期的に配信し、顧客との関係性を深化させることが重要です。
SNS、youtube支援で解決できる課題
- ターゲット層のプラットフォーム利用動向が把握できていない
- フォロワーやサブスクライバーの獲得・維持が課題
- 投稿内容が単調で、エンゲージメントを生んでいない
- 炎上リスクへの対処方針が定まっていない
- インフルエンサーとのコラボレーションが有効活用できていない
- 運用ノウハウが属人化していて、チーム全体で共有できていない
- パフォーマンス分析や効果検証が不十分
- SNS広告の運用最適化ができていない
- オウンドメディアとの連携が取れていない
SNS、youtube支援で押さえるべき点
ユーザーの関心事や悩みを起点に、つながりを深める情報を発信し続ける
SNS上では、自社の宣伝色が強すぎるアカウントは避けられがちです。支持されるアカウントは、ユーザーの関心事や悩みに寄り添い、共感を得られるコンテンツを発信し続けているものだと考えています。まずはターゲットユーザーの声に耳を傾け、彼らの興味関心や課題を深く理解することが大切です。
その上で自社の専門性を活かしつつ、ユーザーの好奇心をくすぐる情報価値の高い発信を心がけるべきだと考えます。例えば実践的な解決方法を示す動画や、著名人へのインタビュー記事など他のアカウントでは得られないオリジナルコンテンツを意識的に生み出していくことが重要です。さらにフォロワー同士の交流を促す問いかけや、参加型の企画も有効です。
こうした地道な活動を積み重ね、フォロワーとの強い信頼関係を築いていくことを目標にしています。
リアルタイムの反応を捉え、タイムリーかつ双方向的な対話を続ける
テレビCMのような一方的な情報発信では、SNS上で反応を得るのは難しいです。大切なのはフォロワーの反応をリアルタイムで捉え、臨機応変に対応していくことです。投稿へのコメントやダイレクトメッセージには、可能な限り迅速に返信するよう心がけています。
フォロワーの率直な声に真摯に耳を傾け、対話を通じて共感と信頼を得ていくことが何より重要です。中には、厳しい意見や苦情をぶつけてくる方とも建設的な議論を重ねることで、むしろファンに転じてもらえる可能性もあります。
また普段からユーザー参加型の投稿を積極的に行い、能動的な反応を引き出すことも効果的です。このようにブランドとフォロワーの距離を縮め、友達のような親密な関係性を築ける運用を目指すべきだと考えています。
SNSの特性を活かしながら、複数チャネルでストーリー展開
YouTubeで長めのブランドストーリー動画を配信する一方で、Instagramにはその舞台裏の写真をアップ、Twitterではキャンペーン予告として短い動画を投稿し、フォロワーからの予想を募る──。
このように各SNSの特徴を活かしつつ、共通のテーマを軸に複数の方法を使ってストーリーを展開していくことが理想です。自社メディアとの連携も意識し、SNSから自社サイトへユーザーを誘導し、ブランドの世界観へ引き込みます。
さらにリアルイベントとの連動も効果的です。SNS上での告知や実況、アフターレポートなどを通じて、オンラインとオフラインが融合したブランド体験を提供します。これらの取り組みを通じ、ユーザーのブランドへの愛着や所属意識を高めていくことが狙いです。
SNS、youtube支援の進め方
1.チャネル戦略の立案
SNSやyoutubeを活用する上で、まず重要なのがチャネル戦略を考えることです。ブランドの特徴や目指す姿を元に、どのSNSでどのようなコンテンツを発信するのか、戦略的に選ぶことが求められます。ターゲットユーザーがどんなメディアをよく使うか、SNSでの興味関心を丹念にリサーチします。自社の強みを活かせる最適なチャネルを見極めます。また、チャネル間の相乗効果も意識します。複数のメディアを使って、一貫性のある内容の計画を立てます。これにより、様々なチャネルで情報を発信しても、全体として統一された印象をユーザーに与えることができます。
2.運用計画の策定
チャネル戦略を受け具体的な運用計画を作ります。投稿頻度や時間帯、想定するエンゲージメント、広告予算など、数字で表した目標を交えた実行プランをまとめます。同時に運用体制の構築も重要なポイントです。誰が、どのような手順でコンテンツ制作や投稿を行うのか、役割分担とルールを明確化します。また、ブランドの特徴や魅力が一貫して伝わるよう、決まりごとを整えることも必要です。これにより、投稿する内容や表現に統一感を持たせる仕組みを作ります。
3.コンテンツ制作
設計したチャネル戦略や運用計画に基づき、SNSやYouTube向けのコンテンツを制作します。フォロワーの興味や関心事を中心に、反応を呼ぶ情報の組み立てを心がけます。YouTubeでは視聴者の検索意図をタイトル、サムネイル、説明文に反映させることがポイントです。各SNSの投稿では、ユーザーの心を動かすビジュアルの活用、読みやすい文章を心がけます。ブランドの特徴や魅力を伝えながら、親しみやすく、共感を得られるような内容を考えます。見る人の立場に立って、興味を持ってもらえる工夫をします。
4.配信・広告運用
コンテンツの配信に際しては、最適なタイミングや頻度を見極めることが重要です。ターゲットユーザーのソーシャルメディアを使う習慣を調べ、できるだけ多くの人に届くよう投稿の計画を立てます。また、広告も同時に行います。利用者の特徴に合わせて広告の対象を絞り、内容を工夫するなどして、効果的なプロモーションを展開します。配信後は、反応の状況を注視します。リアルタイムの反応データをもとに、臨機応変に取り組みの方向性を調整します。
5.分析・レポーティング
投稿やキャンペーンのパフォーマンスについて、定期的な分析とレポーティングを実施します。フォロワー数、エンゲージメント率、リーチ、動画再生数など、KPIに基づく効果検証を行います。数字で表せるデータに加え、コメントやメッセージなどの具体的な意見にも着目します。ユーザーの生の声を拾い上げ、より深い理解を得ることが重要です。これらの情報を元に、次の取り組みや、中長期的な戦略策定につなげます。
6.リスク管理とクライシス対応
ソーシャルメディア上で企業アカウントを運用する際には、一定のリスクが伴います。誹謗中傷や否定的なコメントへの対処、なりすましアカウントへの対策など、起こりうる問題を想定したマニュアル整備が欠かせません。特に、炎上リスクへの備えは重要です。
そのような事態を防ぐ取り組みとともに、万が一の際の対応体制を整えることが求められます。日頃から、関連している部署と連携して連絡を取り合い、協力関係を築いておくことが大切です。早期察知と、迅速な初動対応を可能にする組織づくりが理想だと考えいます。
SNS、youtube支援のよくある質問
- SNS運用の目的は何だと考えますか?
- SNS運用の最大の目的はブランドと顧客との絆を深めることだと考えます。また自社の価値観や個性を伝え、共感を得ることも大事だと考えています。単なる情報発信に留まらず、フォロワーとの対話を通じて信頼関係を築くことが目指している理想の形です。もちろん、認知度向上や問い合わせ増加など、具体的な成果指標も大切です。しかし、それ以上に重要なのは、ブランドへの愛着を高めファンを増やしていくことです。SNSは、顧客との関係を築く上で欠かせないツールと言えます。長期的な視点を持ちコミュニケーションの質を高めていくことが、SNS運用の究極的なゴールだと考えています。
- 企業アカウントで発信すべきコンテンツはどのようなものでしょうか。
- 企業アカウントではブランドの世界観や価値観を伝えるコンテンツを中心に発信していくことが効果的です。自社の商品・サービスの魅力はもちろん、ビジョンや社風、社会貢献活動などブランドの人となりが感じられる情報が重要です。「この企業なら信頼できる」「この企業の製品なら欲しい」と思ってもらえるよう、共感を呼ぶストーリーを丁寧に紡いでいくことが肝要です。また、フォロワーの興味・関心に寄り添った情報提供も欠かせません。業界の最新トレンドや、お役立ち情報など、フォロワー目線で価値ある情報を厳選して発信しています。時には、キャンペーンやイベントの告知、限定クーポンの配布など、フォロワー特典になるような取り組みを行うのも効果的です。ただし、宣伝臭が強すぎるコンテンツは逆効果です。あくまで、フォロワーとの良好な関係性を築くことを意識し、バランス感覚を大切にすることが求められます。
- フォロワーとのエンゲージメントを高めるコツはありますか?
- フォロワーとの関係を深め、反応を高めるには、双方向のコミュニケーションが欠かせないと考えています。コメントに丁寧に返信し、対話を楽しむ姿勢を大切にしています。共感のコメントはもちろん、質問や苦情にも真摯に耳を傾けることで、ブランドへの理解も深まります。また、フォロワー参加型の企画を定期的に実施するのも効果的です。アンケートや写真投稿キャンペーンなど、ユーザー目線の面白い仕掛けを作ったり参加者にはプレゼントを用意するなど、積極的な参加を促す工夫も重要です。他にも、ライブ配信でリアルタイムのやり取りを楽しんだり、オフラインイベントで直接対話する機会を設けたりなどフォロワーとの接点を増やし、ブランドへの愛着を育んでいくことが大切だと考えます。
- SNS運用の体制づくりで大切なことは何でしょうか。
- SNS運用を長く続けていくには、社内の体制づくりがとても大切です。まずは、経営層がSNSの価値を理解し運用に力を入れている姿勢を示すことが大切です。トップの指示があれば、現場は安心して運用に注力できるはずです。次に、各部署の垣根を越えた連携が不可欠です。マーケティング、広報、営業、カスタマーサポートなど、関連部署が一丸となって情報共有や対応する体制を整えています。お客様の声を聞き、実際の改善に活かしていくことが、運用基盤の強化につながります。また、運用メンバーのスキルアップも欠かせません。文章作成や写真撮影など、コンテンツ制作に必要なスキルを社内で育成します。外部の有識者を招いた勉強会を企画するのも一案です。何より、PDCAサイクルを回し日々改善するという流れを繰り返し、向上を重ねていく組織の雰囲気が大切です。チーム全体でユーザーとの絆を深めていくことが、SNS運用における理想の体制だと考えます。
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