この度、人材サービスを中心に多角的な事業を展開する株式会社ウィルオブ・ワーク様の新しいコーポレートサイトのリニューアルを行いました。
今回のリニューアルプロジェクトでは、事業の魅力を効果的に伝え、企業からの問い合わせ増加やリード獲得、そして採用強化につながるWebサイト構築が重要な課題として挙げられました。
2023年3月にスタートしたプロジェクトでは、ウィルオブ・ワーク様の理念や想いを深く汲み取り、ブランディングとマーケティングの観点から最適解を導き出すことに注力しました。その過程で、ウィルオブ・ワーク様と私たち クオートワークスが築いた信頼関係と、試行錯誤の日々がありました。
リニューアルの背景から、プロジェクト遂行中のエピソード、そして公開後の手応えまで、率直なお話を聞かせていただきました。お忙しい中、このような貴重な機会を設けてくださったウィルオブ・ワーク様に、心より感謝申し上げます。
それでは、ウィルオブ・ワーク様の声を通して、Webサイトリニューアルの舞台裏をご紹介します。
インタビューさせて頂いた方
- 株式会社ウィルオブ・ワーク
- マーケティング部メディアグループ
- 野崎様
- 株式会社ウィルオブ・ワーク
- マーケティング部メディアグループ
- 表様
- 株式会社ウィルオブ・ワーク
- マーケティング本部制作グループ
- 髙田様
1.リニューアルの背景
魅力的なコンテンツと使いやすさで、能動的なアクションを促進
クオートワークス:まず、2023年3月にプロジェクトがスタートする前の状況について伺います。リニューアル前のサイトでは、どのような課題や問題意識がありましたか?
野崎様:リニューアル前のサイトは、情報が整理されておらず、ウィルオブ・ワークの魅力や強みが十分に伝わっていないと感じていました。また、サイトの操作性にも課題があり、企業イメージの向上とユーザビリティの改善が急務だと考えていました。コンテンツ量と写真が少なく、どのような社員がウィルオブ・ワークで働いているのか、イメージしにくいことも課題でした。ウィルオブ・ワークらしいポジティブさがなかなか伝わりにくいと感じていました。
クオートワークス:なるほど。サイトを通じて、御社の魅力をもっとアピールしたいというお考えだったのですね。
野崎様:その通りです。私たちのメッセージを的確に発信できるサイトにしたいと考えていました。
クオートワークス:新しいWebサイトに期待していた改善点は何でしたか?
野崎様:新しいWebサイトでは、弊社の理念や多様な人材ソリューションをユーザーに分かりやすく伝え、ウィルオブ・ワークの理解を深めていただけることを期待していました。そのうえで、サイトデザインを刷新して「世界観」をつくることも重要と考えていました。また、ユーザーの求めるコンテンツにたどりつきやすくするための導線を最適化し、企業さまからのリード獲得の増加を目指していました。
表:ウィルオブブランドを採用ブランディングに落とし込むことも期待していました。さらに、ページ内の回遊性を高め、Webサイトを訪れた方にウィルオブ・ワークの理解を深めてもらいたいと考えていました。
クオートワークス:なるほど。ブランディングとマーケティング、両方の視点からサイトを刷新したいとお考えだったんですね。
野崎様:はい。サイトを通じて、何かをきっかけにサイト訪問してくださったユーザーに私たちの価値観と魅力を伝えることが大切だと考えていました。
2.クオートワークスを選んだ理由
ゴールに向かって本気で向き合ってくれる頼れるパートナー
クオートワークス:弊社のWeb制作サービスを知ったきっかけは何でしたか?
野崎様:知人の紹介がきっかけでした。オウンドメディアの支援をしていただいていた方との会話の中で、今後の施策や戦略について話した際、「野崎さんがしたいことを理解してくれて形にしてくれる人がいる」と村松さんのことを教えてくださいました。
そこから、村松さんのSNSやクオートワークスさんのサイトで実績を拝見し、MUUUUU.ORGを運営されている方だと知り、わくわくが止まらず、すぐに翌日に上司にプロジェクトとして本格的に進めたいと相談したのを覚えています。
クオートワークス:御社の想いを理解し、形にできるパートナーをお探しだったんですね。弊社に興味を持っていただけて、とても嬉しいです。
野崎様:はい。パートナー選びは非常に重要だと考えていました。社内制作を担当しているデザイナーの髙田にも相談し御社なら、私たちの想いを形にしていただけると確信しました。
クオートワークス:弊社の制作実績の中で特に印象に残った点は何ですか?
髙田様:御社の制作実績の中でも、グローバルリンク社とブレインバッド社のコーポレートサイトが特に印象に残っています。上場企業としての品格と企業文化、価値観が、洗練されたデザインとコンテンツを通じて巧みに表現されていると感じました。メッセージ性を感じさせる一方で、裏付けとなる具体的な情報も適切に提示されており、バランスが非常に取れた構成だと思いました。
クオートワークス:ありがとうございます。ブランディングとマーケティングのバランスを大切にしているので、そう言っていただけて嬉しいです。
髙田様:はい。御社の実績を拝見し、私たちが目指す方向性と合致していると感じました。
クオートワークス:他のWeb制作会社と比較検討されたとのことですが、弊社を選んだ決め手は何だったのでしょうか?
野崎様:私たちが抱えている課題感や実現したい理想の姿など、抽象的な内容にもクオートワークスさんが真摯に向き合い、寄り添っていただける点が決め手でした。単に機能性を整えたデザインに変えるのではなく、プロジェクトのゴールを共に定め、理想の状態を最大限に引き出すためにすべきことや必要な要素をご提案いただけると感じました。二人三脚で理想のサイトを作り上げていけるパートナーだと確信しました。
クオートワークス:ありがとうございます。御社の理想を実現するために、精一杯努力させていただきました。パートナーとして評価いただけて、本当に嬉しいです。
野崎様:プロジェクトを通じて、私たちの想いを形にしていただけたことに感謝しています。
クオートワークス:弊社の提案で、特に魅力的だと感じた点は何ですか?
髙田様:野崎と重複しますが、ゴールに向かって本気で向き合う姿が最も魅力的でした。また、「理念が伝わる世界観」の表現には感動しました。現在TOPに実装されている波の表現に至るまでのストーリーには高揚感を覚えました。
クオートワークス:御社の理念を体現するデザインを目指して、いろいろと試行錯誤しました。その過程を評価していただけて、とても嬉しいです。
髙田様:私たちの想いを的確に捉えてウィルオブ・ワークらしい世界観のデザインを実現していただき、感謝しています。
3.リニューアルプロジェクトを振り返って
求職者目線で磨き上げた職種ページが、応募への意欲を喚起
クオートワークス:実際にWeb制作を進める中で、弊社の対応や提案について、当初の印象と違う点はありましたか?
野崎様:当初の印象を大きく裏切るような点は一切ありませんでした。むしろ、リニューアルに向けた熱意ときめ細やかな提案は、期待以上のものでした。
クオートワークス:弊社の対応で、特に良かった点を具体的に教えてください。
野崎様:リリース直前の大詰めの時期をはじめ、何度か突発的に変更点をお伝えしたことがあったのですが、嫌な顔ひとつせずに毎回迅速に対応してくださり助かりました。また、クオートワークスさんのご見解を伺いたいと思ったときも、考え方をきちんと説明してくださり、納得感を持ちながらプロジェクトを進行できました。
クオートワークス:弊社の提案で、当初の期待を上回った点はありましたか?
表:どのページも期待以上でしたが、特に採用ページ内の職種紹介は職種ごとのカラーを存分に出せていると感じました。トップのフォトギャラリーでは実際に働いている社員の写真が多く使われていますし、仕事内容・選考のポイント・キャリアパスといった情報が網羅できていると思います。職種紹介は自然流入しやすく、求職者の方にとって一番気になる情報がぎゅっと詰まっていることもあり、その部分で期待以上だったことは大きいです。
クオートワークス:Web制作の過程で、最も印象に残っていることは何ですか?
野崎様:クオートワークスさんのチームワークの良さです。デザイナー、やエンジニアなど様々な専門性を持ったメンバーが、シームレスに連携しながらプロジェクトを進めていく姿に感銘を受けました。それぞれの強みを活かしつつ、全体最適を目指す協調性の高さは、まさに弊社が目指す組織のあり方そのものでした。かっこいいだけではなく、ユーザーにとって親切なサイトにするためにはどうすればよいかを一緒に考えながら動線まわりを整理できたことが印象深いです。ユーザーが迷子にならないよう、サイドナビの並び順やCTAの配置箇所など、細かいところまでを何度も調整いただけて助かりました。
クオートワークス:弊社の担当者の姿勢や取り組み方について、印象に残ったエピソードはありますか?
表:営業部ごとに採用活動を行っていることもあり、職種によって要望が変わることも多々ありましたが、弊社に寄り添いながら柔軟に対応いただけたことが印象に残っています。
クオートワークス:弊社の提案や制作物について、どのような印象を持ちましたか?
野崎様:プロジェクトも終盤に差し掛かった頃、弊社からの要望で大幅な変更を相談したことがありました。正直、無理を言っているのではないかと内心忸怩たる思いでしたが、快く引き受けてくださいました。
すぐにボトルネックになっているものは何か本質的な課題は何かなどの認識合わせを行ってくださり、最善の解決策を模索する姿に、弊社の成功に対する真摯な思いを感じました。おかげで、より魅力的なサイトに仕上がったと自負しています。こちらの意図をきちんとくみ取って、デザインに落とし込んでくれた印象もあります。フレームの段階で細かく要望を伝えたことも一度や二度ではありませんでしたが、いつも迅速に対応いただけて助かりました。
4.新しいWebサイト公開後の変化
リリース後すぐに問い合わせ数が30%近く増加
クオートワークス:新しいWebサイトを公開した後、どのような成果や変化がありましたか?
野崎様:新しいWebサイトを公開して間もなく、問い合わせ数が目に見えて増加しました。リリース後に問い合わせ数が30%程度近く増加し、当初の目標を上回る成果を達成することができました。加えて、CMSも使用しやすくなったことでサイト運営の工数も大幅に削減され、より戦略的なマーケティング施策に注力できるようになりました。
クオートワークス:それは素晴らしい成果ですね!御社の魅力が的確に伝わるサイトになったことを実感されているのだと思います。
野崎様:はい、まさにその通りです。御社の尽力のおかげだと感謝しています。
表様:採用ページのセッション数が直近1か月で徐々に増加していて、多くの方に見てもらえています。また、別媒体で求職者の方ににスカウトを送付するときに採用ページのリンクを貼って送ったところ、返信率が11%から18%と格段にアップしたので採用ページの効果を感じています。
クオートワークス:採用面でも好影響が出ているようで嬉しいです。サイトを通じて、御社の魅力がより多くの方に伝わっているのですね。
表様:はい、手応えを感じています。御社のおかげだと思います。
クオートワークス:新しいWebサイトについて、社内外からどのような反響がありましたか?
野崎様:新しいWebサイトは、社内外から非常に高い評価をいただきました。社内では、「弊社の想いがこれほどまでに伝わるサイトになるとは思わなかった」などのポジティブなフィードバックが寄せられ、サイトの目的が達成されたことを実感しました。
表様:各営業部の採用担当者や採用業務を一部担当している同部署のチームからも非常に好評で、採用ページを積極的に活用していきたいという声を多数いただきました。社外では、求職者のの方からスカウトメッセージの返信に「採用ページをみて興味が湧いたので、ぜひ話を聞いてみたいです」と嬉しい声をいただく機会が増えました。
クオートワークス:社内外から高い評価をいただけたようで、とても嬉しいです。御社らしさが伝わるサイトになったのだと感じています。
野崎様:はい、本当にありがとうございました。
クオートワークス:当初の目標や課題は解決されましたか?
野崎様:当初掲げた目標や課題は、解決に向かっていると感じています。現状に満足せず、今後もより良い形にするために、引き続き最適解を探しながら運営をしていきたいと思っています。
表様:当初期待していた通り、採用ページが求職者の方の理解力を深める役割を十分に担えていると思います。また、ウィルオブブランドを採用ブランディングに落とし込むことで、弊社にマッチした方の採用をこれまで以上に期待できると考えています。
クオートワークス:目標達成に向けて前進されているようで何よりです。今後もサイトを通じて、御社の魅力を発信し続けていただければと思います。
野崎様:はい、引き続き努力してまいります。
クオートワークス:思わぬ効果や気づきがあれば教えてください。
表様:サイトを制作するにあたって、社内の各部門の方々とコミュニケーションをとる機会が増え、各部門と私たちマーケティング本部との結びつきがより強くなったと感じます。リニューアルして終わりではなく、今後更新していく必要性のあるページも多く存在しますので、WEBサイトが各部門とマーケティング本部の架け橋になっていくのではないでしょうか。
クオートワークス:それは素晴らしい効果ですね。サイト制作が組織内のコミュニケーション活性化にも寄与しているのは、とても意義深いことだと思います。
表様:はい、予期せぬ嬉しい効果でした。
5.プロジェクトを終えて
共感を生む採用サイトが、優秀な人材を引き寄せる
クオートワークス:総合的に、弊社のWeb制作サービスに対する満足度を教えてください。
表様:非常に満足しています。そもそもサイトリニューアル自体が初めての経験で、右も左もわからない状態でしたが、プロジェクトを完遂できたのもクオートワークスさんのお力があってこそだと思います。制作物も大変素晴らしく、トレンドに流されない洗練されたデザインでありながら、ウィルオブ・ワークらしさも出ていて、満足度が高いです。
クオートワークス:ありがとうございます。御社のサイトリニューアルに携われたことを嬉しく思います。特に満足した点を具体的に教えてください。
表様:やはり、迅速な対応でしょうか。こちらが心配になってしまうほど、質問したらすぐに的確な返答をいただきました。サイト制作やリニューアルの経験がない方でも、クオートワークスさんはこちらが驚くくらい伴走してくれると思います。
クオートワークス:迅速丁寧な対応を心がけておりますので、そのように評価いただけて光栄です。御社には安心してお任せいただけたのなら、これ以上の喜びはありません。
表様:本当に心強いパートナーでした。今後ともよろしくお願いします。
クオートワークス:プロジェクト全体を振り返ってみて、どのように感じていますか?
表様:採用ブランディングはもちろん、インナーブランディングにも効果のあるWebサイトができたと思っています。その背景には、私たちが言語化できていない部分まで、クオートワークスさんがデザインに落とし込んでくれたからこそだと思っています。最初にリニューアルプロジェクトにアサインされたときは、「やってみたいけど、私で大丈夫だろうか?」と不安になったこともありましたが、クオートワークスさんのおかげで最後まで走り切ることができ、素晴らしいWebサイトができました!本当にありがとうございました。これからも引き続きよろしくお願いいたします。
クオートワークス:こちらこそ、素晴らしい経験をさせていただきました。御社の言葉にできない想いまで汲み取り、デザインに反映できていたのなら、ウェブデザイナーとしてこの上ない喜びです。制作の過程で得た学びを、今後の案件にも活かしていきたいと思います。末永いお付き合いをよろしくお願いいたします。
野崎様:今回のプロジェクトを通じて、Webサイトの重要性を再認識するとともに、自社の強みや魅力を最大限に引き出すためには、適切なパートナー選びが欠かせないことを学びました。クオートワークスさんは、まさにそのような頼れるパートナーでした。私たちの想いを深く理解し、時には新しい視点を提示してくださったことで、プロジェクトを大きく前進させることができました。
今後も、新しいWebサイトを通じて、より多くの方にウィルオブ・ワークの価値を届けていきたいと思います。そして、クオートワークスさんとはこれからも継続的な関係を築いていけることを楽しみにしています。改めて、素晴らしいWebサイトをありがとうございました。
クオートワークス:野崎様、光栄なお言葉をありがとうございます。御社との信頼関係を何より嬉しく思います。私たちも、ウィルオブ・ワーク様から学ばせていただくことが多く、成長の機会をいただいたと感じています。
新しいWebサイトを通じて、御社がさらなる発展を遂げられることを心より願っております。引き続き、微力ながらお力添えさせていただければ幸いです。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
野崎様、表様、髙田様、本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
最後に
ウィルオブ・ワーク様のWebサイトリニューアルプロジェクトを通して、私たちクオートワークスも多くの学びを得ることができました。お客様の課題に真摯に向き合い、最適な提案でお応えすることの大切さを実感しました。
事業の多角化と、ブランドの進化を支えるコミュニケーション基盤として、このサイトで貢献できることを願っています。
今後もウィルオブ・ワーク様の更なる飛躍を、Webの力でサポートしていければと思います。このプロジェクトを通じて得られたウィルオブ・ワーク様との信頼関係を、私たちは何よりの財産だと感じています。
引き続き、パートナーとして伴走させていただきます。改めて今回貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。