こんにちはQUOITWORKS(クオートワークス)です。
現在のSEOはユーザーにとって有益であり
価値あるコンテンツを高く評価するのが特徴です。
逆にGoogleの品質ガイドラインに反する手法を用いて検索順位を上げる「ブラックハットSEO」と呼ばれる手法はGoogleから厳しくチェックされており、違反すれば不正行為として厳しいペナルティを受けてしまいます。
小手先のテクニックで検索順位を高めようとしても、
Googleのアルゴリズムに見破られてしまう現在において、
SEO対策の基本はユーザーに寄り添い有用なコンテンツを調査し継続的に提供することです。
今回はQUOITWORKS(クオートワークス)でWebサイト設計時に行なっている有益なコンテンツを用意するための、
「SEOに有効なキーワード調査の仕方」をまとめていきたいと思います。
1.検索ニーズと訪問者の背景に注目する
訪問者が検索するキーワードはSEOの根幹となるものです。
「検索ボリューム」だけではなく、ニーズを知る手掛かりとなる「検索意図」に仮説を立てましょう。
訪問者の目的とキーワードを理解する
サイトに訪問するまでの訪問者の動きは以下のようになります。
- 訪問者の目的
- キーワード入力
- 検索結果を見る
- サイトに訪問
オートコンプリートに表示されるものは
簡単によく検索される語句の調査に利用できます(詳細な調査方法は下記で説明します)
検索数ではなく検索意図を捉えることが重要
検索意図、つまりワードの背景を探っていくことが最近のSEOでは重要です。
訪問者の意図は派生語から探れます。
例えば「人材派遣」ならば総合情報、
「人材派遣 許可」などであればこれからその業種を営みたい人へ向けた情報が反映します。
このため、人材派遣会社を営んでいて新たに集客をしたい場合、闇雲に「人材派遣」というワードを狙っても、そのワードに取り巻く様々な人へリーチしてしまうため、集客効果が薄く、「人材派遣 地域」「人材派遣 IT」など見込み客が検索するであろうワードを狙っていくことが見込み客へリーチしやすい事が推察できます。
検索ニーズはこのように分類できるため、自社の集客ではどのポジションになるか俯瞰してみると効果的です。
2.ワードの検索ボリュームと「質」の関係を知る
検索ボリュームは少なめでも「濃い」キーワードは数も多くロングテールの獲得ができます。
大きいワードほど訪問者の目的は多様ですが、小さいワードほど目的がはっきりとした「質」が高い訪問者を獲得できます。これをスモールワードと呼び、これらを多く獲得することが効果が高いSEOワードの狙い方と言えるでしょう。
3.想像に頼らずキーワードツールを使う
ここまで話した内容は想像に頼らずツールを使いましょう。
Googleキーワードプランナー
ここで使える主なツールはgoogleの「キーワードプランナー」です。無料で検索ボリュームが調べる事ができます。
ラッコキーワード
Google、Bingに加えAmazonや楽天のキーワードも調査できます。サジェストワード検索としても利用可能です。サジェストツールとは検索窓に入れたあと表示されるオートコンプリートの候補が調べられるというものです。
KeywordTool
サジェストワードと、プランナーツールの候補が長調査でき、AmazonやYouTubeのキーワード、SNSのハッシュタグも調査可能です。
4.サイトがターゲットとする訪問者を書きだす
サイトの向こう側にどんなターゲットがいるか想定することで選ぶべきワードは異なります。
- 検索ニーズ
- キーワード種類
これをセットで書き出すことが必要です。
5.キーワードをリストアップして検索数を調査する
次にキーワードをリストアップしていきます。後でキーワードの検索数は確認するので、まずは検索されているかどうかは気にせず、いろいろな言葉を洗い出します。
次にキーワードをツールにかけて調査、関連ワードを洗い出します。エクセルで出力すると吟味がしやすくなります
サジェストワードで派生語を追加していきます
ここでは無料で使えるラッコキーワードを使用します。派生語の傾向を見るのであればこのツールの結果だけでも十分です。
6.リストアップしたキーワードと検索ニーズを分析する
分析には以下の4つに注意しましょう。
- 検索されている量は1000以上あるか
- 同じ言葉で違う意味がないか
- 派生語の種類の検索数が多いか
- 派生語のニーズがマッチしているか
これらを注意して下記のようにまとめます
7.ワード精査が済んだらサイト構成に反映していく
諸々の下層ページ設計へ反映すること以外に、
データベース型のサイトの場合カテゴリにキーワードを反映することも重要です。
カテゴリとSEOがなぜ関係するか、それはカテゴリページこそ訪問者が検索エンジンから流入してくる重要なページだからです。
このカテゴリ部分にアパレルなら「パンツ」「ニット」「コート」などのキーワードが、飲食サイトなら「東京のラーメン」「新宿の焼肉」「池袋のガチ中華」などのキーワードが、さらにニュースサイトでも「株価」「芸能ニュース」などのキーワードが入ります。
そのため、カテゴリの名称を訪問者が検索しているキーワードに近づける事が非常に重要です。必要以上に英語を使ったり省いたりしてはいけません。キーワードプランナーなどで検索数が一番多く最適な言葉をロジカルに選びます。過度にビックワードになり過ぎないように文言を具体的にしていく事も重要です。
最後に
「ユーザーにとって有益な情報を提供する」ということはWebコンテンツを制作する上で普遍的に重要なものです。
それが予測の範疇にならないように、
調査したデータに基づきコンテンツを用意する、運用をしていくという事が
Webサイトを作った後に成果に結びつけるということ、つまりは有用性を高める